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相変わらずの「広告会社」、能天気と言うより思考停止モデル化
広告業界は、未曾有の土砂降り状態である。実際明日の命さえ読めない状態だ。
寄ると触ると、地球の中心から広告革新と広告革命を叫んでいる。このままでは明日はないという。
一方では、4マスメディアは、衰退の一途をたどり、イギリスではウェブ広告費が、テレビを抜いた。
大変だ大変だと大声を上げて、業界内を走り回っている広告人も数多い。

ところが一歩社内に入って見ると、内部では、相変わらずとんでもないことが横行しているのだ。
広告会社の社長を始め専務、常務、局長、部長あたりまでが、中堅若手に向かって信じられないとんでもないことを言いまくっているのである。

「制作の仕事は、受けるな。媒体をとに角、売れ」
「理屈を言ってるんじゃない。広告主の所に行って仕事をもらって来い」
「ゴールデンタイムを何本扱っているかが、勲章だぞ。それでボーナスを決める」
「料金の下がったテレビを売りまくれ、頼み込め」
「局でも新聞社でも雑誌社でも何処でもいい、とに角空いた媒体を集めて来て売って来い」
「脅かしてもいいから、出稿してもらえ,向うは広告出すのが仕事だろう」
「クリエイティブは、金にならないから断って、扱いだけもらって来い」
「今週の土日は、宣伝部長をゴルフに誘って、何とかして来い。手土産忘れるなよ」
「新聞社の社長を一緒に連れてって、マルマル社のペケペケ社長に15段を頼み込んだらどうだ」
「広告営業が机に座っていてどうするんだ。お客の所に行って一日張り付いていろ!馬鹿野郎」
「コンシュマーインサイトだと!馬鹿言ってんじゃないよ。スポット売って来い」
「予算がないって言ってるんだって。予算を作らせるのが広告営業の仕事だろうが」
「マーケティングコミュニケーションなんて難しいことは言うな、スポット貰って来いよ、それでいい」

この内、3つ以上の事態に心当たりがある広告会社は、2011年、遅くても2015年には命運尽きると思って間違いない。ここにあげたことは、決して作り話ではない。実際起こっている所から取材した事実である。名古屋の大手の広告会社の会長が、ゆで蛙状態からの脱皮を呼び掛けていたが、人間ゆで蛙状態に案外簡単になってしまうものである。
(植田正也)

| 広告革新塾−植田正也 | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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