広告革新塾−植田正也

革新こそが利益を生む −今こそ変革の断行を−
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トヨタ自動車のマーケティングコミュニケーションの歴史研究
 機,覆爾い泪肇茱深動車の情報が、雪崩を打って発信されるのか


 この多さは、意図的なのか、単なる偶然か。
兎に角、この所トヨタのニュースや情報が,めったやたらと多い。

 2014年3月22日と23日の二夜連続に渡りTBS系列で放送された
スペシャルドラマ「LEADERSリーダーズ」と2014年4月1日から4月30日
まで一ヶ月間、日経の「私の履歴書」に掲載された豊田章一郎の履歴は、
その代表である。この所トヨタのニュースの出ない日は、ないくらいだ。

 今年に入って、この二つの情報に代表されるように、日本のメディアに露出
されるトヨタの情報は、かつてなく多い。いま日本で、トヨタに何が起きて
いるのか。

 2014年5月9日の日経によると2014年3月期に稼いだトヨタの
営業利益は、2兆2921億円と日本の事業会社として史上最大だという。
日経は、一面と三面を使い、可なりのすぺすを割いて報じている。
 スペースが大きければいいと言う訳ではないが、このスペースの割き方は、
尋常でない。日経の思い入れも相当なものである。トヨタの存在の大きさを
如実に表わしている。豊田章男社長は、「稼ぐ力は、より強くなっている」と
力強く言っている。

 このようなトヨタ情報の洪水下で痛く感ずることが5つほどあった。
広告の専門家、プロとして、もう一つはコピーライターの個人的な感想である。

 1.これらの情報の中に広告の果たした話が、一切出てこない事。
 2.トヨタの今日にいたる苦難の道は、ほとんど忘れられていたと言う事。
 3.そして自分はトヨタのことについて、クライアントとしてのトヨタに
   ついて、どれだけ当時知っていたかという忸怩たる思いを持った事。
 4.広告の社会的な位置づけの低下について確信した事。
 5.21世紀の企業の役割とは、一体何かとい言う事。


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  テレビドラマ「LEDERSリーダーズ」は、トヨタ自動車の創業者、
豊田喜一郎をモデルに国産自動車に人生をかけて人々を描いた人間
ドラマである。注目したのは、人気ドラマ「華麗なる一族」、「半沢直樹」を
演出した福沢諭吉の曾孫福沢克雄がメガホンを取ったことであった。

 期待にたがわぬドラマに仕上がっていた。ストーリィーの中身については
詳しくここでは、語らないけれども、知られざるトヨタの歴史を、可なり忠実に
追いながら、ものづくりの魂を貫き、倒産の危機から日本が世界に誇る
自動車会社を作った男達の涙と勇気と感動の物語であった。

フィクションであったのか、リアルであったのかといえば、リアルであった
のではないか。この辺の曖昧さが、このドラマの難と言えば、唯一の難で
あった気がする。個人名、企業名ともにモデルがはっきりと特定できる
のだから、いまさらこの辺を曖昧にしなかったほ方がよかったのでは
ないか。この辺の綾の難しさ、調整の難しさ側kらに訳ではないのだが。

 1.愛知自動車(トヨタ自動車)
 2.愛知佐一郎(豊田喜一郎 豊田佐吉の長男 トヨタ自動車創業者 
            佐藤浩市)
 3.愛知洋一郎(喜一郎の長男 豊田章一郎 トヨタ自動車社長
            溝端淳平)
 4.石山又造(石田退三 トヨタ自動車社長 橋爪功)
 5.愛知正二(豊田英二 喜一郎の甥 トヨタ自動車社長 椎名桔平)
 6.財部登(一万田尚登 日本銀行総裁 中村橋之助)
 7.山梨良夫(高梨壮夫 日銀総裁秘書 日銀名古屋支店長 香川照之)
 8.神田征太郎(神谷正太郎 トヨタ自動車販売社長 南北社社長)
 9.その他 西国銀行=住友銀行 三河銀行=東海銀行 松阪銀行=
   帝国銀行=三井銀行

などを照合できるおもしろさもある。この実話をたどりながらトヨタの
歴史を尋ねることは、単なる暦の勉強の域を超えて、興味尽きない。
是非ともチャンスを作って、このドラマの録画を見ることをお勧めしたい。

トヨタ自動車が、経営危機に遭遇したときに支援を断ったことから
その後、住友銀行と三菱銀行は、長く取引を禁止され、出入り禁止にすら
なっていた話は、あまりにも有名である。一方経営危機を救った日銀に
対しては、長くこれを忘れることがなかった。

このドラマの脚本は、橋本裕志、原作は、本所次郎の「小説日銀管理」と
トヨタの「トヨタ自動車75年史」が、ベースとなっている。

ここでこのドラマに一つだけ不服がある。其れは、広告の果たした
役割が、全く取り上げられていないことに、いささかの不満を禁じえない。
其れはトヨタ自動車販売に時代に遡る。この組織の功罪については
いくつかの意見もあるだろうが、ここの部分が今回のドラマでは、
カットされていたことによる。

今日のトヨタの栄光の根っこの部分に広告とトヨタ自動車販売の
果たした大きな功績があったと確信している。この部分が、今回の
成功ドラマの中からすっぽり抜け落ちているような気がする。
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